Alba (Italy)      
                             22th.  Oct. 2005   〜  31th. Oct.  2005                                    

   

   

   Oct.22th.2005

久しぶりにミラノ・マルペンサ空港に降りました。昨日夕方の便で発ち7時間ほどのフライトですからアメリカからヨーロッパへの旅は早朝着が多い ようです。まずは空港のスタンドでカフェ、美味しい!                                    さて、早々に車に乗り込んで目的地アルバへと車を走らせます。アルバまでは車で1時間ほどの距離、10月の週末、アルバではトリュフ市が立ち、いつもは静かな小さな街の通りには人が溢れるほどです。トリュフ市の会場に入ると、 ふんわりとトリュフの香りが漂ってきます。なんとも至福の香りです。ご自慢のトリュフをお店に広げ、「さぁ、どうだい!?」と言うようにトリュフの香りをお客さんの鼻の所まで持ってきてくれます。今年の価格はどうだったのでしょう?7〜8cmほどの塊に400ユーロと言う価格を言っていました。市にはその他にも秋の味覚のポルチーニ、サラミ、チーズが多く並び、試食をさせてくれるのですが、トリュフ入りのサラミの美味しいこと、美味しいこと・・・ (写真右下のおじさま)       さすがに 白トリュフの試食はなく(?)トリュフ入りのペーストは各ブースでも人気です。今回トリュフは「食べて帰る!!」と決め込み、市では持って帰ることのできるものだけ買い込 みました。

     

市を出て、街を散策しお昼に、ポルチーニのソテーとタリアン(タリアテッレのこの地方独特の呼び名)withトリュフ、そしてバローロでお腹をいっぱいにしたところで、   そう、今日は宿がとれていないことに気づき(アルバはこの週末どこもいっぱいで)トリノへと車を走らせました。トリノまではアルバからまた1時間ほどの距離です。 私の中でのトリノはショコラの街、とても楽しみです。
トリノは2006年の冬季オリンピックに向けて工事が進み、大きな会場、駅、通りもあちらこちらで工事が進んでいます。駅前に広がる広場は工事が終われば本当に美しく昔の栄華を垣間見ることができるのではないかと思うほどでした。
ホテルも無事に取れ、今日は簡単に食事を済ませて休みます。

* トリノ危ない情報
今回、私たちは1泊目のホテルを取らずにイタリアへ入りました。アルバに宿を見つけられずにトリノへ車を走らせました。目に付いた駅にほど近いホテルに、まず夫が部屋が空いているか聞きに行きました(その間私は車で待機) 、無事に部屋の確保が出来たと彼が戻ってきて、車をビル地下のパーキングスペースへ入れようとするときのこと。パーキング入り口の前後に車があり、何度も車を切り返しをしなくてはならないほど に塞いでしまっています。そのうちにパーキングの扉が閉まってしまい、私がフロントへドアを開けてくれるように頼みに行ったホンの数分の間にあった出来事です。まず一人が運転席の主人に「車のタイヤ(運転席側)がおかしいよ」とフト主人が振り返った空きにもう一人が助手席側の荷物に手を出したのです。主人はすぐに気づき大声を上げたので未遂に終わりましたが、荷物は掴んでいましたから持っていこうと思えば持っていけたわけで。主人としては「自分が狙われたことが情けない!!」と・・しかし実はその中には私のパスポートも入っていたわけで、とても用心深く、慎重な彼だけに・・・本当に気を付けなくてはいけません。
 

    

 

 

    

 

 

 

 

  

Oct.23th.2005             

今週、私は(夫はいつも)仕事が忙しく睡眠時間3時間ほどの日が何日か続いていました。久しぶりに爆睡です。目が覚めたのは10時半、11時間ほどビクっともせずに眠ってしまったようです。
とても気持ちの良い朝を迎え、今日はふたたびアルバへ戻ります。でもトリノは歴史のある古い町、街のあちらこちらに歴史的建造物もあります。まずは散策と決め込み街を歩き始めました。街のあらゆる所にある建造物は歴史を物語り、栄華を尽くした昔がうかがえます。今日は日曜、殆どのお店はお休みですがショーウィンドーのディスプレイを覗くのもまた楽しいことです。そして数あるカフェの中で私たちは「Baratti&Milano」で軽いブランチをいただきました。古い歴史を持つこのカフェは 静かな佇まいの中にも、活気を感じます。お料理もとても美味しく、またチョコレートは当然(Gianduiottoは私の大好きなチョコレート)、ヴァイオレットやローズの エディブル・クリスタルライゼが量り売りで購入できます。お菓子のデコレーションに使いたくて少し求めました。そして、私たちはまた車に乗り込み、アルバへと戻ります。

 
 

 アルバの雰囲気が昨日にも増して人で膨れあがっているように見えます。ともあれ今日から 2日間はホテルを予約していますので、チェックインを済ませ、昨日はシエステで閉まっていたインフォーメーションで情報をゲット、今日はワインフェアが6時まで、トリュフ市が8時まで行われていることをうかがい、もう一度トリュフ市へ。昨日は何だったの・・・?と言うほどの人・人・人。小さな通りには日本の初詣のように人が溢れ、トリュフ市のテントの中もトリュフの香りと人の熱気に溢れていました。今日は昨日テイストをしたお目当てのものを少し求めました。陽も暮れ、さぁ、今日は何を食べようか・・?と二人で街を歩き、調べておいた資料をもとに一つのレストランに向かいました。ここは日曜の夜はお休みと書かれていますので、ちょっとチェックね、という気持だったのですが、ドアを軽く押してみるとグッと開き、もしや・・?と思い階段を下りていきますと、まぁレストランはOpen、後で聞いたことによりますと、トリュフ市が行われているため特別のオープンのようでした。予約もなく二人なんだけど・・と言いますと、チョット待ってね、のあとにキッチンにほど近い特設テーブル(?)の所に席を作ってくださいました。なぁんだ、簡単に取れちゃったわね、なんて思ったのですがそれは大間違い、私たちと数分も違わずして入ってきた予約なしの方はそのまま帰っていきます。それも何組も・・・。ラッキーでした。お料理ですが、卵のココットに「もう十分」と思うほどスライスをしてくれるトリュフ、これは絶品、夫はポルチーニのカルトッチョ風、こちらも香り、お味と共に美味しく、そしてタリアン(タリアテッレのピエモンテ風呼び名)withトリュフは、やはり指をすってしまうのではないかと言うほど、たっぷりのトリュフを目の前でスライスしてくださいます。この地域ではタリアンとバターを合わせています。パスタにはオリーブオイルと決め込んでいる私にはチョッピリ目から鱗です。トリュフの香りをバターが邪魔することなくとても美味しい、と言いましょうか、その言葉一言で片づけてよいのか・・?そしてバローロで漬け込んだお肉を煮込んだお料理はバローロにとてもあい、全てを堪能いたしました。そしてデザートにはボネとパンナコッタ。久しぶりにいただいたボネは香りも食感もとても柔らかく、私が今まで持っていたイメージを最高のものに変えました(後に、こちらのキッチンで3年間修行されている日本人女性Tさんが作られたものだと知りました)パンナコッタもとても美味しいのです。一番に感じたことはミルクが濃厚であること、でもくどくなく滑らかで口に運ぶときにスプーンの上でふるふる揺れるこの食感は私が求めているものと同じでした。レストランの雰囲気からお料理に至る全てに満足をし、ホテルへと向かいました。さぁ、明日は何をしようかしら・・?
 


  

 

                          

   Oct.24th.2005   

毎日どんよりとした空です。今日ものんびりと起きあがり、街角でカフェをいただきながら「さて、今日は何をしましょうか・・?」と。そぅ、バローロへと出かけることにしました。バローロへは15分ほど、バルバレスコへも車で10〜15分ほどの距離です。バローロでいくつかのテイスティングをして、でも求めるには至らず、美味しいと評判のレストランを探します。街の数カ所に大きなマップがあり、ワイナリー、レストランなどが印されているのですが、そちらを頼りに出向いた先は、結論から言いますと以前にミシュラン1つ星のそのレストランがここにあったという(実は新しくオーナーの変わった)レストランの前に立つと、そのまま導かれるようにお店に案内されていました。でも、どう考えても目的のレストランとは違います。ワインはオーナーお薦めのバローロでとても美味しかったです。お料理に付いてはNo Commentにいたします。口の中は昨晩の余韻をそのまま残しておきましょう。そして、元々探していたレストランを畑の真ん中に探し求め、水曜の予約を入れることが出来ました。
次に向かう先は少ない情報の中で私がどうしても出かけてみたいレストラを探すこと。そのレストランは小高い山の上にあり、シエステの時間でしたのでお散歩をする人 と犬が1人、2人・・。得ている住所を頼りにするものの、「ここにレストランがあるのかしら?」というような雰囲気しか有りません。車から降りて私はアチコチと散策をするように探しますと小さくサインがありました!と、確認したもののシエステの時間、当然どこの扉も閉まっており、もし可能であるのなら可能な日(私たちがではなくレストランが)に予約をと思っていたのですが、残念! きっとシェフは夢のまっただ中なのかもしれません。後ろ髪を引かれる思いでこの小さな街を後にしました。アルバに戻り、後半のお宿を決めていない私たちは目的のホテル探しにでかけました。 (いつも計画性がないので、現地に出向いてから探すことが殆どですね)地図上で見てもどうしても分からず、街のインフォーメーションで聞きますと、アルバとはあるものの街の中ではなく、車で10分ほどバルバレスコに向かう方向でした。早々に車を走らせ、くねくねとい曲がった道を登っていきますと、なにやら広大な敷地(と言いましょうか、山・・?)の中にポツンと建物が。朝に鳥のさえずりで目が覚めそうな予感を感じるホテルです、アルバ滞在の後半はここに宿を決め、またアルバの街へ、なにかいつも食べているだけのようですが、夜は当然訪れます。目的は食べることとワイン!!ですから。ホテル から先ほど訪ねて振られてしまったレストランに電話を入れると、レストランは今はお休み、オステリアでキッチン横の席だけ空いているというのです。「これってラッキーなの?」と半信半疑のまま、またまた車に乗り込み、先ほど戻った道をまたトコトコと登っていきます。なにか友人のディナーへお呼ばれいただいた時のような雰囲気に誘われました。扉を開け「こんばんは」と言いますと、なんとシェフの横にいらっしゃった女性が「日本の方ですか・・? わぁ、よかった〜〜」と(それは私たちの言葉だわ!!)私たちを指定席ともなったキッチン真横の席に導いてくださいました。メニューは1つ!!シェフが作ってくださるお料理をいただきます。お料理の説明なんて必要のないこと、美味しければそれが一番だし、私がいただいたお料理の説明をしても何でもないことだわ、といつも思っている私ですが、これはチョットお話しせずにはいられません。
まず、タマネギを皮に一番近い所だけを残してくりぬいた中にベシャメルとメルトされたチーズを合わせたソースが詰められ、岩塩の上で焼かれたというお料理、続けて卵茸、カモ肉(絶品)などのサラダをオレンジのソース(ドレッシングと言うのでしょうが、あえてドレッシングとは言いなくないほどの優しいお味)、ポルチーニを香り豊かにソテーし、ほんのりクリーム風に合わせたお料理、そしてプリモ・ピアットに卵茸のリゾットかジャガイモとリークのスープのどちらかを、と言うことでそれぞれにいただき、メインはシェフのスペシャリテ山羊のローストです。ウサギの煮込んだものとポレンタも召し上がれ・・とサーブしてくださり、もうこれ以上お腹にスペースはありません!!  が、このエリアはヘーゼルナッツの産地です。なにやら先ほどから他のテーブルに運んでいる不思議なものが目に入っており、興味惹かれていたお菓子らしきものが私たちの前に置かれました。 長い私のお菓子の歴史(まだまだ浅いけど・・)の中でこれほど美味しいヘーゼルナッツをいただいたことはありませんでした。それはヘーゼルナッツを砕き、また丸めて、ヘーゼルナッツに見立てて、木の枝に再び付けてオーブンで焼き上げているのです。ふんわりと甘さも手伝い、ほんとうに美味しかった!
と再度、限界に達したと思ったのですが、デザートに栗を使ったものとペアのコンポートとザヴァイオーネを合わせたものがあるけれど・・・とのこと。こちらをいただかないと言うわけにはまいりませんもの。もちろん一つずついただきました。栗のイガイガを器にした、マロンのデザート。世界中でこんなに美味しいマロンのお菓子があるなんて・・と、頭を打たれてしまったような気持でした。美しさこそお菓子の命!!プレートも厳選して、優しく上品に。もちろんそれはそれで大切なことですが、人の心=ハートを射抜くテイストこそ、お菓子の原点であるのではないかと痛感いたしました。シェフがボウルごと、私たちのテーブルへ「もっと食べるかい・・?」と言っておかわりをくださいました。どんなにお腹がいっぱいでも、美味しくいただける味は最高です。そしてシェフがザヴァイオーネを作っているときに、「見ていて構いませんか?」という私に、気持ち良く笑顔で迎えてくださるシェフ。何度も「次回は5月においで、ここ(リストランテの上には宿泊出来るスペースが)に1週間、泊まればいいよ」とおっしゃってくださいます。4時間の時間がゆ〜〜るりと流れていきました。ワインも美味しく、夫の心を射止めたようでした。これから滞在する数日の 私たちの予定をお話しし、もう一度予約を入れたいとお願いしたのですが、フル・ブッキングでした。来春を楽しみにすることにいたします。
そう、ここで昨日うかがったレストランの日本人の女性シェフと偶然にお会いしたんです。彼女は今日がお休みで、たまたまこちらのレストランへお食事にいらっしゃったのです。「一年に一度か二度しかこないんですよ」とおっしゃっていますので、ほんとうに偶然ですと言いましょうか、ご縁ですね。ご挨拶に来てくださいました。「最高の場所でお食事されていますね!!」と。アルバはもとより、イタリア全土で日本人の方々が修行をされているのだそうです。このアルバもほとんどのレストランに料理人、ソムリエ、マーケティングを目指す日本の人々がいるのだそうです。大きな夢を持ち、修行後のこの先に日本へ目を向ける人、この地に自分を置いて試し続ける人、それは人それぞれだと思います。私は7年ほど前に自分自身がロンドンのホテル「クラリッジス」にて短い期間でしたが修行をしたときのことが重なり、この方達が大きな苦労の中で、どんなにも大切な時を刻まれているか、一言では片づけられないけれど、「頑張って欲しい!」と心から思いました。
今日も長い一日が終わりました。

 

                 Baloloの巨匠バルトロ・マスカレッロ氏

    幻のグラッパと言われるLevi氏のグラッパ

 

Oct.25th.2005        

昨晩にいただいたワインを求めて散策が始まりました。夫は気に入ったものがあると、とにかく納得がいくまで探しはじめます。まずはバローロへ、ワイナリーの地図を見ながら、昨日デジカメに収めた写真と照らし合わせていきます。キャッスルのワイナリーで聞いたものの、「それは置いてないわ」とのこと。そして、どうにか探し求めて玄関の呼び鈴を押し、頭に詰め込んだ「こちらのワインを譲っていただけませんか・・?」とイタリア語で伝えると、快く中に入れてくださいました。通されたお部屋にはご自分達が築き上げてきた歴史を語るように写真や、ご自慢のワインが並んでいます。フト・・・、夫が私の耳元で「違うワイナリーだった」と。そう、同じ名前だったんです。でも、またこちら がBaroloの巨匠バルトロ・マスカレッロ氏のワイナリーでした。そのまま知らん顔をすればいいものの、その旨をきちんと伝える夫。 そしてテイスティングをさせていただいたワインの素晴らしさと言ったら言葉には表すことの出来ない美味しさでした。それもそのはず です。ますます私たちには未知の世界が広がっていきます。知らないことだらけ・・・。そう、そして突然飛び込んできた、見知らぬ東洋人の二人に、なんとも温かく迎えれくださる方々に胸が熱くなりました。昨晩のワイン探訪にはしきり直しと言うことで・・・
さて、次に向かった先は昨日のレストランより更にアルバの街から少し南にあるお菓子屋さん。昨晩に、私がお菓子の仕事をしていることをお話ししましたところ、「ここから30分ほどの小さな街にとても美味しいお菓子屋さんがあるから、是非出かけてみて」と教えていただいたのです。本当に小さな小さな街にある、小さなパッティサリです。ところが今日は定休日!!また明日に出直すことにしました。
ヴァケーションを取っているとは言え、仕事のチェックをする夫。私は一人で街の散策にでかけました。ホテルのコンシェルジェで、美容院がないかとうかがいますと、彼女の行きつけの美容院を教えてくださいました。その女性があまりにも美しいので、「髪を切ってください な」とイタリア語を教えていただいて出かけました。フフ・・こういうのって楽しいですね。指さしイタリア語会話という本を見ながらお店の人たちとワイワイ楽しみながら無事に終了。軽やかになった髪にご機嫌です。
そして、今日はもう一度、一昨日にうかがったレストランへ予約をお願いしました。気に入るとトコトン!!大好きが私たち夫婦なのでしょう。
今日も全てのお料理を美味しくいただきました。今日はTさんもチーフに許可をいただいて、少しの時間でしたが私たちとテーブルをご一緒してくださいました。一生懸命の気持がヒシヒシと伝わってきます。そして彼女はシェフであると同時にイタリアワインの勉強も重ねています。心から「頑張って!!」と呟いていました。
そして、昨日のレストランではいただけなかった伝説とも言われていグラッパを食後にいただきました。丹念に作られるグラッパ、そして一枚一枚手書きのラベル、とてもとても貴重なものです。何と言ってもラベルのそのキュートなこと。なかなか難しい方だという噂ですが、次回はきちんと計画を立てて、彼のワイナリーを訪ねてみたいと気持は募ります。
さて、夫は「Tさん」に昨晩のワインのことを教えていただいて、ホコホコ顔です。しっかりとワインブックをチェックし、明日はまたワイナリーを探しに出かけるのでしょう・・・
今日も幸せな一日が終わりました

 

 

 

 

   Oct.26th.2005

当然、今日は目が覚めると目的のワイナリー探しがはじまりました。早々に車に乗り込むものの、大きく表示なんかしていませんから、住所と地図を頼るだけ・・途中何度も人に尋ねながら、ようやく「ここが」と見つけたものの、玄関の呼び鈴を鳴らしても応答はなし。泣く泣く諦める夫なのですが、取りあえずもう一度出直そうと決めて、昨日に振られてしまったパティサリへ。なんと、この時間はこちらもシエステに入った所。3時間もお店の前に立っていることはできずに、もう一度、ワイナリーへ。すると、一人の男性が所在なさそうに立っています。私たちはもう一度玄関の呼び鈴を押したものの、応答がなくまた諦めかけたときに、その男性が「こっちに」と教えてくれた、もう一方のベル。それは自宅の玄関ではなくワイナリーへのベルだったのですが、閉ざされたドア:ゲートが開いたんです(その男性はたぶん仕事を求めていたようです)
こちらでも、ワインをいただきたいとお話しをしますと、快く招き入れてくださり、いろいろなお話しをしながら、テイストをさせてくださり、夫の好きなワインを何本か求めることが出来ました。最後に「これは気持だよ」といって、2本のワインをくださいました。
人の温かさにまた触れた時でした。
今日はホテルを移動します。宿泊先のホテル(ワイナリーとホテルを併設している)でワインテイスティングがあると言います。ところが、私は今日のお昼(アルバの小さな通りにある何とも小粋なワインバー、Vincafe:フードもワインもとても美味しい)のあとに、何か寒気を感じ始め、ホテルに戻ったものの、どうにも起きあがれません。ランチにあたったというのではなく、暴飲暴食がすぎたのかもしれません。夫は嬉しそうに一人で出かけていきました。私は、その後にどうにか起きあがり出かけましたが、体調不良です。
せっかく予約が取れた、レストラン「Locanda nel Borgo Antico」
洗練されたサーブの数々とお料理でしたが、シェフにとても申し訳ないお食事をしてしまいました。残念です!!その晩、私は一時間事に起きなければならない夜を過ごしました。


 

   

    オーナー(お嬢さんが書かれたアート)

 

    二人で食べ尽くしたマロンのガトー

             

         これもチョコレート

 

 

 

 

 

 

 

   Oct.27th.2005            

どうにも起きあがれずにいましたが、お昼頃になると、す〜〜っと吐き気と頭痛が引きはじめ、復活!!げんきんなものです。夫が走らせる車の中ではまだ半分病人状態でしたが、目的のパティサリ(三回目にしてようやく)でお茶をいただいた私は、ちょっぴり感激。だってこの山の中のこんなに小さなカフェで、ティーバックだけれどちゃんとポットで紅茶をサーブしてくださるんですもの。そしてお昼まで何も食べていない二人は、カフェに並んでいる、ピッツァや、サンドイッチを美味しく頬ばりました。
美味しい!! そして、私はお友達へのお土産はここよ!!と決め込み、ショコラやプレザーブ、そしてマロングラッセをテイストさせていただくと、まぁ、美味しい!!と言うわけで、「50個ください!!」と言いますと、「そんなにないわ!!」、「じゃ、あるだけください!!」、私の頭の中には一昨日のチェーザレ氏のマロンからのイメージが大きく膨らみはじめていました。
手に抱えきれないほどを求めてフト夫、冷蔵のケースに入っているマロンのお菓子を見て「これが食べたい!!」でも、サイズは巨大、小さな方でも30cmほどのラウンド、「もう少し小さいのはないですか?」とうかがうと、シェフに聞いてくださり、「明日のお昼に来てくれれば作っておくわよ」とのこと、残念なことに私たちは明日はミラノへ戻ります。一口でもいいから食べてみたいと思い、「これください!!」、ホテルに戻って「一口だけ、食べよ!!」と思ったのですが、それは大きな間違い、二人でホールの2/3ほどがアッという間になくなっていました。メレンゲとマロンクリーム、そしてマロングラッセで構成されているのですが、実は我が夫、メレンゲは苦手なのですが、彼のフォークも止まらない、とても美味しい。ほんとうに美味しい!!素材を生かした、素朴なお味。足し算も引き算もない ・・・これが究極のお菓子のお味なのですね。
そして、人の波が少し落ち着いているアルバの街を、又のんびりと一人で歩きます。着いた日に「この小さな街のこの小さな通りにティー・ショップがあるわ!それも専門的な」と思っていたお店で、思い切ってオーナーとお話しがしたいの、とお願いしました。なんともフレンドリーで、話が弾んでいきます。ヴァケーションとはいえ仕事のチェックをする夫が、後から訪ねてきて今度は三人で話がまた弾みます。彼女が中国へお茶を求めて出向き、体験したこと、スリランカやインドにも、そして日本にも興味があるということなどを聞いていますと、お茶を通して持つ共通の心が伝わってきます。彼女はお店の地下にご自分でコーディネートをした小さなミュージアム(と彼女は表現)を持っています。国毎にテーマを決めてディスプレイをしています。最後に私の興味のあるお茶、そして彼女の大好きなお茶、ここのお店で一番ポピュラーなお茶(私はどこに出向いても必ずそのお店で一番人気のお茶を求めます)を求め、日本の緑茶キャンディーをお送りするわね、と約束をしてお店を後にしました。

今日はさすがに疲れた胃を休めるために、グロッサリーで求めたお総菜で簡単なお食事とワイン(それでも飲む!!)にいたしました。
完全復活です!!
   

      
         ALBAのメインストリートにあるTea Shop:ERBORISTERIA         

 

 

 

   Oct.28th.2005

秋色に染まるワイン畑の中にあるホテルを後にし、バルバレスコへ向かいます。ホンの短い距離です。今回夫はバローロに焦点を充てましたのでバルバレスコは次への課題となりました。でも、街を少しだけ散策しました。小さな趣のあるステキなところです。有名なワイナリー「Gaiya」は大きな扉に閉ざされており、業界関係者しか入れないそうです。点在する、数々のワインの畑。
もう季節は終わろうとしていますが、なんとも美しい光景です。

そして、愛おしいアルバを後に、私たちはミラノへ向かいました。

ミラノには友人のEnzoがいます。今日は彼が選んでくれたレストランへ出かけました。Enzoとは数年ぶりの再会です。ホテルまで迎えに来てくれたEnzoと夫は、再会に抱き合っていました。ちなみに私は握手でした!!
そう、それでEnzoお薦めのレストランは、「Rissotoia」というリゾットだけのお店です。私は何かの文献で記事を読んだことがあると思っているのですが。リゾットのフルコースです。とても美味しい、でも最後にはお腹が一杯で、お腹がパンクしてしまいそうでした。Enzoがシェフに紹介してくださり、シェフのリゾットへの大きな思いを感じ取ることができました。今年収穫したばかりのイタリア米をいただきホテルへ戻りました。私たちのミラノの夜は静かに更けていきます。

 

 

 

 

   Oct.29th.2005

何も予定のないミラノの一日。ミラノへはたぶん両手の数ほどは訪ねていると思います。
Domo界隈は、なにか昔訪れた街と少し変わっているように印象受けました。人・人・人ですもの。
「Peck」で簡単なランチをしようと、グロッサリーのレストランへでかけたのですが、あまりにもアルバでの印象が強く、なかなかそれ以上のお食事は難しいかもしれません。でも、ステキな出会いがありました。
それは、Peckの紅茶専門の女性との会話です。「カフェ」の国、イタリアですが、ここ数年で「ティー」の需要がとても増えてきているとおっしゃいます。それもティー・バックではなく、リーフティーを計り売りで求めていく人も増え始め、そして「ティー・ルームもできはじめているのよ」と彼女は言います。健康志向、朝目覚めのコーヒーは胃に刺激が強すぎると言う方が多いのだそうです。
Peckの彼女のお薦めを5種類ほど求めました。やはりフレーバーが人気のようです。
夜は、ガイドブックをみて(いつもは動物的感で決めるのですが)、ピッツァが美味しいというレストランへ出かけました。日本人のお客様が多いのでしょうね、日本語のメニューも置かれています。そして、夜のミラノの街をのんびりとウィンドー・ショッピングをしながら歩きました。街は夜が更けても賑わっています。大都市には大都市の魅力があります。

 

 

 

    Oct.30th.2005

今回の旅も最後の日です。今日は日曜日ですからどこもお休み。お菓子屋さんのウィンドウを覗いたり、インテリアショップを見たり・・・。こんな時間もとても好きです。実は最近(?)私はブランド品にまったく興味がありません(チョット、淋しいことかしら?)でも私の中で気に入っているものがいくつか有ります。英国のトラディショナルのブランドが主流で、もう一つはイタリアのどちらかというとカジュアルの部類に入ると思うシンプルなデザインのブランド。靴、白か黒に限定のシャツとカットソーはこのイタリアのものしかほとんど求めません。例えば気に入ると、同じものを何枚も求めます。「Junkoさんていつも同じお洋服ね!?」って感じ。靴もこれと決めたら90%はここのものを、と言う風に。
今回の旅でもシャツとカットソーを求めました。お洒落って楽しいことですが、シンプルが好きですね。
夜はフィレンツェ風のお肉をいただきました。オクトバスのサラダを食べていたら、お隣に座られたドイツ人のご夫婦が、横目で私たちを見て苦笑い・・・NYでは比較的ポピュラーになってきていますが、やっぱりまだまだ悪魔のイメージがあるのかもしれないわね!?お肉はそうそうに美味しかったです。
明日は帰路につきます。

 

 

 

   Oct.31th.2005          

今数多くのイタリア紅茶を求め、チョコレートにマロングラッセ、トリュフオイルに、ペースト、大好きなポルチーニにバルサミックなどなど、お気に入りをいっぱい抱えて、今日はもうアメリカへ戻ります。こんなにも食に満喫した旅は久しぶりのような気がします。
楽しい時間は記憶に確かに刻まれています。
また、訪れることができますように。大好きなアルバ!

 

 

 

                                                                                   I Love Italian Dolce